2017年12月10日日曜日

さつまいもを焼く。

幼少のころ、生のさつまいもや、干し芋を、
石油ストーブで炙って食べていた思い出があるものの、
今作って食べてみると、昔の味を超えることができません。
記憶が美化されているのか、作り方がわるいのか、確かめてみる、くまむしです。


発端は、こちら。
デイリーポータル Z での、さつまいも焼き方比較。
http://portal.nifty.com/kiji/140207163226_1.htm

ご家庭での、さつまいも焼きを、
いろいろ調べているサイトは数あれど、
情報が錯綜していて、真実がわかりません。

アルミホイル有り無し、新聞紙ありなし、、、etc。


おそらくは、調理器具や、お芋の状態などの違いによって、
出来上あり具合が違うのでしょうけれど、
自分でも、より高みを目指して、ハイグレードな焼き芋を求めることとしました。

さつまいもは、収穫後 1-2 ヶ月以降の方が、
甘くなって美味しいといいますから。
12 月は、オンシーズンのはずでもありますし。

と、いうわけで、
鹿児島産のノーブランドと、紅はるかの 2 種類を買ってきました。
細めのほうが、家庭では火が通りやすいそうですから、
お安いのから始めます。


トースターは、ぱさぱさ

まずは、かんたんな方から、
トースターで (10 分加熱+10 分予熱で放置) x 2。

ホイルのみと、ホイル+湿った新聞紙で比較。
サイトによれば、ホイルなしを推奨しているところもありますけど、
さつまいもの糖化を考えるなら、火が通りにくいホイルありでいいはず。


結果。
どれも火は通っていますが、ぱさぱさ。
昔、電子レンジでお芋をふかした時の味だ、これ。

それでも、
紅はるかは、ノーブランドより明らかに香りも甘みもよく、
価格が 2-3 倍高いだけのことはあります。

さつまいもの糖化には、70℃ 程度を維持する必要があるそうですから、
トースターの火が強すぎる可能性がありますか。

ちょっといけていない結果となりました。
ネット上のトースターレシピは、もっとでかいお芋用なのでしょうかね。
上火だけにして、(3 分加熱+10 分放置) x 3-4 とかにすれば、改善するかもしれませんが、
めんどいので、ひとまずここまで。


ダッチオーブンは、しっとり、ねっとり。

実を申しますと、クリスマスに鶏を調理しようと、
SOTO のステンレスダッチオーブンを買ってあるんです。

シェイクダウンは、チキンのはずだったのに、
お芋となるとは、
それはそれで、名誉なことですな。
(たぶん、鍋的にはきっと)


まあ、適当に入れてみて。
そのまま、ホイルのみ、ホイル+新聞紙を試してみます。


ドラゴンフライなら、
このサイズでも、余裕で受け止めてくれます。
押すと、多少ゆらゆらしますけど。

5 分強火で加熱後、60 分弱火で、できあがりです。


結果はというと。
ホイルのみ、ホイル+新聞紙は、同程度にしっとり、ねっとり。

そのままは、ちょっとだけパサつくものの、
ねっとり具合がでていて、表面がちょいこんがり香ばしい。
バターを塗ると、すばらしい。

ダッチオーブンは、密閉度が高いので、
どちらかというと、蒸し調理になると聞いていましたが、
使い方によるんでしょう。


こやつらを、一晩冷蔵庫で保存して、翌日食べると、
一層しっとりねっとり。
芋ようかん度が、数段上がります。
何もつけずに、デザートとして通用しますね。


まとめ

トースターは、要微調整でめんどう。
ダッチオーブンは、本体が重すぎるけど、いい仕事をする。

でんぷん分解の観点から、
次にダッチオーブンでお芋をふかす時には、
最初から弱火で 1 時間ほっておこうと思います。
より甘くなってくれることでしょう。


オーブンだけに、
頑丈で、放置して料理完成、台所も汚れないという、手間のかからなさは、
ずぼら料理家の、ぼくに最適。
くそ重いけど。

次は、パンを焼くか、オーソドックスにベーコン+野菜にしてみるか、
夢は広がりますなー。


おわり。

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