2017年6月6日火曜日

夕暮れを撮るのは難しい

毎日夕日を眺めるというのは、考えてみれば贅沢なものです。
働いている時だと、旅行に出ない限り、なかなか拝めませんでしたから。
そんな小さな幸せをかみしめる、くまむしです。


夕暮れに、まわりが紫に染まる瞬間が、
昔から好きなんです。

じわじわと変化していく様子は、
なんかこう、ぐっと来るものがありまして、
お茶を片手に、じっくり見入ってしまいますね。


ただ、残念なことに、
心揺さぶられるような夕焼けに出会うことが稀であることも、
また事実でありまして。

そんな風景を写真に収めるべく、
日々研鑽を続けている、今日このごろです。


だいたい、夕焼けというのはですね。
雲がないと、あんま焼けてくれないのですよ。

そりゃ、雲の反射光=夕焼けなんですからー。

そして、雲があったとして、
ありすぎても、いけないのですよ?

ありすぎたがために、
今はなき、金曜ロードショー並みの夕焼けが、
おしゃかになったりするのですから。

そして、撮影者本体が、夕焼けに間に合わないという、
非常に微妙な事態も起きてしまうわけでして、
この日はちょっともったいなかった。

積乱雲が出てくると、ちょっぴり夏らしいですね。
と、話題をそらすぐらいしか、ぼくにはできませんが。


そう。
夕暮れに、まわりが紫に染まる瞬間が、
昔から好きなんです。

何回目の当たりにしても、
どれ一つとして、同じではない情景が。

あらゆる紫色が一同に介しながら、
なんかいい感じに調和している、その風情が。

写真に収めない限り、
跡を残さず消え去ってしまう、はかなさが。



と、ぼくねんじんの、このぼくを、
ちょっぴりおセンチにしてしまうのが、夕暮れの魅力というものです。
この言葉も、もう死語かな?

明日は、朝焼けの魅力をお送りしたいと思います。
いや、しませんけど。


おわり。

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