2017年6月27日火曜日

ファロスストーブの、ポンプ改良その後と、自転車ポンプ接続。

手段と資源が限られている場合、
生じた問題の解決は、現物合わせ的な妥協の産物になりがちです。
この傾向がもっとも高いのは、政治の場なのですって。
と、ストーブをいじりながら、えらく高尚な所まで考えがとんだ、くまむしです。

ポンプ改良その後

さて、こちらが、
ポンプシャフトのテーパー部分へ、
いい感じに熱収縮チューブを付けた、よい例です。

10 日ほど使っておりますので、
接合部分に段差がちょっと出来ていますものの、
まだまだ余裕で使える感じ。

耐久性は、そんなに悪くないようです。
1 ヶ月毎日使っても余裕そうですね。


この対応は悪くない。
というか、けっこういい感じで、個人的には、はなまるを差し上げたい。
しかしながら、どうしても、燃料が減ってくると、ポンピング回数が増えます。
ちと面倒。

ということで、
自転車ポンプの接続も、試してみました。

自転車ポンプ接続

用意するものは、こちらの 4 点+α。

・仏式バルブの、自転車チューブ
・M5 ゴムワッシャー
・仏式→米式の変換バルブ (お好みで仏式→英式でも可)
・自転車ポンプ
・+α は、生じる苦難による


自転車チューブから、仏式バルブ部分を切り取り、
ゴムワッシャーかましながら、
ポンプシャフト部のフタを介して、変換バルブをつければ完成。
のはず。


うん、ぴったし。
しかしながら、ここからが苦難の始まりだったとは、
この時誰しも思わなかったのでした。


苦難その 1/3 - 自転車ポンプが壊れてる

バイクの緊急用空気入れとして、10 年前に買ったやつだったためか、
空気を入れようとしても、すかすかして駄目。

うーん、流用してコストを浮かせようと思ったのにー。
RS タイチブランドが泣きますね。

ということで、ダイソーで 200 円のポンプを買ってきました。
これは、米式と、英式のバルブに対応しています。
安いぞ、すごいぞ、ぼくらのダイソー!


苦難その 2/3 - ポンプシャフトのフタに気密性がない

新品のポンプなら、大丈夫だろーと、
プレヒートを済ませて、しゅこしゅこしたものの、
しゅーしゅー言うばかりで圧がかかりません。

リーク部分は、ポンプシャフトのフタであり、
ねじが切ってある割に、空気が通り放題のようでした。

幸いにして、123R 関係で入手した耐油ゴムシートが手元にあり、
ワッシャーなんぞ作り放題。
もくもくと作ります。

外径は、5 円玉が、
内径は、変換バルブの外側が丁度よい様子。


なんか、こうした作業にも、最近慣れてまいりました。
これで、フタ部分の気密は問題ないはず。


苦難 3/3 - ダイソーポンプの接続口に気密性がない

もーいいかげん大丈夫だろーと、
再度プレヒートして、しゅこりましたものの、
まだ、しゅーしゅー言うばかりで圧がかかりません。

リーク部分は、ダイソーポンプのバルブ接続口。
ゴムがいかれているのか、作りが悪いのか。
安かろう、悪かろう、だめじゃんダイソー!

幸いにして、手元には壊れた RS タイチポンプがあります。
接続口を移植しましょうね。
チューブ類に互換性が無いので、接続がむずかしい。


ちょうどよい針金がないので、
ひとまずタイラップで、ハズレないよう固定しときます。


苦難をのりこえ解決

再々度、プレヒートし、慎重にしゅこって行きます。
燃料は半分以下ですが、2 回もしゅこれば、灯油が噴出。
その後 3-4 回ほどしゅこったところで、最大火力に到達しました。

これまでにない、力強い音と炎に、
しばし感動しておりましたとさ。


純正ポンプに比べれば、
ポンピングのらくちんさは、比較にならないほどで、
かかる圧力も高く、減圧時の排気音も違います。

費用はそんなにかからないので、
使用頻度が高いなら、結構おすすめな改造なんじゃないでしょうか。


まー、箱出しで使えるようにせーという意見は、
たいへんもっともだと思いますけれどもね。
こうした器具との対話を通じて、愛着がかもしだされてゆくものさっ!
と、強がっておくことにしましょう。

強がりが、余計なロマンや、プライドをかもしだし、
誰も必要としない美学とかにつながっていく。
そういうことに、ぼくは喜びを、、、とくに見出さないなあ?

時間を限りなくくだらなく使うことこそ、わが人生。
なにはさておき、よい暇つぶしでした。


おわり。

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