2018年10月20日土曜日

カレーは、バリエーションが豊富。

なんか、今年は残暑がなくて楽ちんであるというか、
すでにもう肌寒く、油断していると霜焼けができそうな冷え具合。
汗かかなくていいし、温かいものが美味しいので、それはそれでいいのですけど、
もう少し秋を満喫したかった、くまむしです。


実は、しばらく前からカツカレー評論家をやっておりまして、
評論するには、とりあえず食べ歩かないとなあ、と、
日々研鑽を重ねてまいりました。

例えば、ラーメン宝福。
カツカレーとしてのビジュアルは、ほぼ完璧。
ラーメン屋さんの割に、カレーを売りにしているから期待しておりましたものの、
非常に甘口。

バーモントカレー甘口何ぞ目じゃないくらいで、
りんごとハチミツ恋をしたどころか、新婚旅行真っ盛りでラブラブ並。
周囲も恥ずかしくなるくらい、どっぷりって感じで、
カツの使いみちとしては、認めてあげません。
もちろん、完食はしましたが。


例えば、ラーメン福本。
ビーフシチューに香辛料ぶっこんだ感じの、欧風カレーで、
やっぱりここは、基本洋食屋さんだなあと感じさせます。

お味は、なかなか好みな欧風カレーではありますけれど、
コスト面との両立から、すこし手を抜いていると言うか、
もう少し頑張れるだろうと思わせる、濃度的な薄さが透けて見えます。
十分美味しいですけれどもね。
もちょっと濃ゆく、贅沢にフォンドボーを使ってくれると、よりうれしい。


しかしながら、
自分でも、なんでラーメン屋でカツカレーを食べているんだろうと、
常々疑問をもっておりました。

食べるなら専門店。
とは思えど、まっとうなカレー専門店にカツカレーはほとんど置いてなく、
ある意味、邪道な料理なのかもしれません。

わりあい人気メニューであるものの、
主役ははれない程度のブツということであろうか。
カツという部分の流用でバリエーションが増やせるとはいえ、
揚げ物という点から、食堂的なメニューにしかなりえないのだろうか。

思えば、不憫な料理なのかもしれません。

と、そんなことをつらつらと考えつつ、
松屋でカレ牛を、食べるのでした。
なにしろ、松屋にはとんかつ定食ありませんから。


味が落ちて、辛いだけと揶揄されがちですが、
辛さは、まずさをある程度カバーしてくれるのも事実。
例えば、やっすいトップバリュのカレーでも、お醤油、ほんだし、唐辛子をぶっこめば、
美味しくいただける理論なのですよ。
ただ、辛いものは、辛さのインフレに陥りがち。
これは、辛さを中和するための、脳内麻薬が出にくくなるためとも言われます。

甘い物と同じく、辛いもの中毒に陥った時は、
過度のストレスにさらされているか、今一度ご確認されると、
幸せになれるんじゃありませんかね。

いや、しりませんが。

まあ、カレー食べてれば大体幸せ。
カツが乗ってれば、より幸せ。

小さな幸せを噛みしめる、
そんな昼下がり。


おわり。

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