広告に、秘められた意図。

存在すら知らない物に、興味を持てるはずもないため、
広告戦略の第一歩は、こんなものがありますよーっと、紹介することになります。
選挙時の、候補者名連呼なんかもこれですね。
ただ、選挙のあれは、そろそろ逆効果なんじゃないかと思う、くまむしです。


さて、町中を歩いていると、
ふと目にとまる広告というのは、あるもので、
興味をひかれるような代物だと、
思わず写真をとってしまうことも、しばしば。

まず、興味をもってもらうという、
広告本来の役目をぞんぶんに果たしているため、
デザイナー、いい仕事してるなあと、
感心したりもします。


で、これだ。


岡山県の桃太郎押しは、お土地柄よいとして、
桃太郎のおともが自衛隊に入っているのもよいとして、
勧誘しているのが、ももたろーではなく、鬼っ子というのは、
何か深い意味があるのだろうか。


あの鬼っ子ですら、
心を入れ替えさせて自衛官として育てられるという、
自信を示しているのか。

実は自衛隊＝鬼っ子側であり、
ももたろーから、おともを略奪できるという、
権力を誇示しているのか。

やっぱり、入隊した瞬間に微笑みが消え、
"口を開く前と後に、サーと言え、この豚野郎！" とか、
言われてしまうから覚悟しろ、このド M がっ！！
とでもいうのだろうか。


よく見ると、
鬼っ子の顔は、笑顔を形作っているものの、
にじみ出る冷や汗と、ひきつり、こわばった口元から、
極度の緊張を示している。

やはり、鬼っ子は、
正義の桃太郎＆おともに矯正されて出演しており、
鬼であろうと教育可能という、自衛隊の姿勢を示している可能性が高い。

また、鬼っ子は教育の結果として、
自衛官の訓練が、自分を変えるどころの騒ぎではないことを知っており、
言葉づらのよい誘い言葉を使うことに対する背徳感から、
このような表情になっている可能性もなきにしもあらず。



と、広告を見ながら、
そんなどうでもよいことを、つらつらと考えたのでした。

想像の余地がある広告とは、
デザイナー、いい仕事してますね。
やっぱり、鬼っ子のパンツは、虎縞なんですかね。
そして、いいパンツで強いのでしょうね。


そんなこんなから、話が 10m ほどずれますが、
「やる夫が自衛隊少年工科学校に入るようです」 は、
自衛隊の訓練内容の一片を、おもしろく紹介しているのでお勧め。
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-3028.html


おわり。