まずは、焼かないで食べてみてって言うのです。
これまで、こんがりトースト一筋でしたが、
生や、軽いトーストが合う食パンもあるのだと、この歳になって知った、くまむしです。
そんなことは、どうでもいいですか。
それはそうですね。
今週は、天井板を貼り、
内装の壁面に、畳寄せ、胴縁を付けて、ラスボードを貼って、珪藻土を塗り、
外装のサイディングを付けました。
家造りとして、一応の完成となります。
以下、詳細。
天井
天井板を入れる時にはお約束があって、長い長方形の天井板を、部屋の寸法に合わせて切るのですが、
短辺側を切る時は、両端にくる天井板の長さを合わせなくてはいけません。
見た目の問題とのことで。
=材の長さを事前に調節して切り、置く場所の墨付けをする必要がある
→ ずれたらやりなおし
また、板が完全に水平だと、圧迫感があるそうで、
中央部分を 1cm ほど上にふくらませる必要があります。
= T 字型の棒を作って、天井を下から押して野縁を押し上げ、
吊り木へ固定します
天井一つにしても、いろいろと気をつける所があるものです。
内装の壁
壁の下部分に、壁と床の隙間ができないよう、畳縁という材を入れていきます。
住人に見えてしまう部分なので、
表面はきれいにする必要があり、
また、寸法はぴったり収まらないといけません。
少し大きめに切って、現物合わせや、木殺しをして、
叩いてぴったり入れます。
本来は、この畳縁の内側に、畳が入りますが、
訓練では畳を入れません。
次に、壁となる、石膏ボードを止めるための、
胴縁 (ボードをネジ止めする板) を止めるための、
胴縁受けを、柱に打ち付け、
胴縁と、ボードを止めていきます。
柱と柱の間に、9 枚ほど並んで入っているのが胴縁。
そこに、石膏ボード (ラスボード) をビス止めします。
全部貼ると、室内には光が入らなくなりますね。
あと、ボードは脆いので、1 人で持つとバリっと折れます。
そして、ボードに珪藻土を塗ります。
訓練では、全面塗らず、半畳ほどだけを塗ります。
時間と、全員が塗れるような配慮だとか。
塗り方には性格がでますねー。
結構面白いんですが、きれいに塗るのにかかった時間は、 2 時間ほど。
左官の試験では 3 畳の広さへ漆喰を 30 分~60 分で塗るとかで、
仕事にするなら猛特訓が必要です。
外装
外装は、本来断熱材を入れるんですが、訓練では省略。時間と、以下略。
なので、防水透湿シートをタッカーで止め、
水引やスターターなどを用意してから、
サイディングをはめ込んでいきます。
シートをたるみなく貼るのが結構難しく、
サイディングは、モルタルなので、なにしろ重いし、
柱や間柱、つけた金具の歪みなどで、ちゃんと噛み合わないことも多い。
ので、6 畳の小屋ならともかくも、
2LDK などになると、一人でやるのは無謀ですね。
自分で作るなら、防水や外装材を考えておく必要がありそうということを、
実物を前にして実感しておりました。
屋根は、時間が超余ったらやるかもということなので、
この形で和室小屋の完成です。
水道、電気、ガスの施工もなしですが、
できたら、ここらへん一通りやってみたかったかなー。
半年の訓練では、贅沢な望みというものですか。
まとめ
ということで、道具の使い方から初めて、軸組工法による和室 6 畳 2 間の小屋の完成まで来ました。
この後は、3 週間ほどかけて、
和室を洋室にリフォームしていきます。
リフォームの作業は、先生方が手を出さず、
生徒が計画し、作業していくので、
どうなることやら。
それはさておき、
こんがりトーストは、安い食パンでも美味しくいただけるようになるものの、
一部のお高い食パンの風味を消し去ってしまう場合があるのです。
食パンの、トースト加減、厚さ、製法などなど、
なかなか奥が深く、
家造りにも通づるものがあるのではないかー。
いや、まったく通じてないですな。
間違いなく。
おわり。
0 件のコメント:
コメントを投稿