ちと、空手のお稽古をやりすぎて、体が故障中なこともあり、
いつにもまして時間に余裕のある、くまむしです。
基本的に、活字中毒で、
本を読んでいれば、だいたい幸せな体質でもありますので、
読み物を求めて、図書館のヘビーユーザーと成り果てておりますね。
支払った税金で運営されているサービスを享受できるってのは、
なかなかいいものです。
そう言えば、長期の旅行にでも行かない限り、
あまり本を買わなくなりました。
主に近所の市立図書館におうかがいして、
ネットで予約した、県立図書館の書籍を受け取りに行くのですけれど、
実物を目に出来ないので、
借りる書籍がどんなものかわからないのが、玉に瑕。
この前到着したのが、
ネットで評判が高かった、池井戸潤の "七つの会議"。
1~3 巻に分かれていたので、
そこそこ読む分量があるのかなと思いきや、
誰でも文庫、22 ポイント・ゴシック体とな?
ああ。
確かに、誰でも読めるのかもしれない。
ちな、本自体のサイズは、
電話帳というか、週刊少年ジャンプほど、と言えば、
おわかりいただけるだろうか。
読みやすい。
もう、生まれてこのかた経験したことがないほど、
すらすら読めるんだ。
けど、1 ページの情報量が少なすぎて、
例えるなら、
いまさら 640x480 の画面表示でネットをやらされているような感じ。
スマートフォンの画面でネット閲覧するのに耐えられなくて、
未だに非スマートフォンを使っている僕には、
精神的に来るものがあります。
が、なかなか読ませる内容で、すらっと最後まで読めてしまいました。
話の筋は、企業の問題隠蔽ものなんですけれど、
新社会人~中堅の方は、読んで損はしないと思いますね。
勤め人なら、いつでも陥る可能性があるシナリオですし、
自分が何のために働くのかを考える一助ともなりましょう。
理想と現実の折り合いをどうするか、
理想をある程度貫いた結末も、妥協した結末も、
各種物語に織り込まれているので、
自分だったら、どう対処するのか考えるのが、なかなか面白いものでした。
自己啓発本をいくら読もうとも、
この一冊には、かなうまい。
と、そんな感じ。
おわり。
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