石油ストーブで炙って食べていた思い出があるものの、
今作って食べてみると、昔の味を超えることができません。
記憶が美化されているのか、作り方がわるいのか、確かめてみる、くまむしです。
発端は、こちら。
デイリーポータル Z での、さつまいも焼き方比較。
http://portal.nifty.com/kiji/140207163226_1.htm
ご家庭での、さつまいも焼きを、
いろいろ調べているサイトは数あれど、
情報が錯綜していて、真実がわかりません。
アルミホイル有り無し、新聞紙ありなし、、、etc。
おそらくは、調理器具や、お芋の状態などの違いによって、
出来上あり具合が違うのでしょうけれど、
自分でも、より高みを目指して、ハイグレードな焼き芋を求めることとしました。
さつまいもは、収穫後 1-2 ヶ月以降の方が、
甘くなって美味しいといいますから。
12 月は、オンシーズンのはずでもありますし。
と、いうわけで、
鹿児島産のノーブランドと、紅はるかの 2 種類を買ってきました。
細めのほうが、家庭では火が通りやすいそうですから、
お安いのから始めます。
トースターは、ぱさぱさ
まずは、かんたんな方から、トースターで (10 分加熱+10 分予熱で放置) x 2。
ホイルのみと、ホイル+湿った新聞紙で比較。
サイトによれば、ホイルなしを推奨しているところもありますけど、
さつまいもの糖化を考えるなら、火が通りにくいホイルありでいいはず。
結果。
どれも火は通っていますが、ぱさぱさ。
昔、電子レンジでお芋をふかした時の味だ、これ。
それでも、
紅はるかは、ノーブランドより明らかに香りも甘みもよく、
価格が 2-3 倍高いだけのことはあります。
さつまいもの糖化には、70℃ 程度を維持する必要があるそうですから、
トースターの火が強すぎる可能性がありますか。
ちょっといけていない結果となりました。
ネット上のトースターレシピは、もっとでかいお芋用なのでしょうかね。
上火だけにして、(3 分加熱+10 分放置) x 3-4 とかにすれば、改善するかもしれませんが、
めんどいので、ひとまずここまで。
ダッチオーブンは、しっとり、ねっとり。
実を申しますと、クリスマスに鶏を調理しようと、SOTO のステンレスダッチオーブンを買ってあるんです。
シェイクダウンは、チキンのはずだったのに、
お芋となるとは、
それはそれで、名誉なことですな。
(たぶん、鍋的にはきっと)
まあ、適当に入れてみて。
そのまま、ホイルのみ、ホイル+新聞紙を試してみます。
ドラゴンフライなら、
このサイズでも、余裕で受け止めてくれます。
押すと、多少ゆらゆらしますけど。
5 分強火で加熱後、60 分弱火で、できあがりです。
結果はというと。
ホイルのみ、ホイル+新聞紙は、同程度にしっとり、ねっとり。
そのままは、ちょっとだけパサつくものの、
ねっとり具合がでていて、表面がちょいこんがり香ばしい。
バターを塗ると、すばらしい。
ダッチオーブンは、密閉度が高いので、
どちらかというと、蒸し調理になると聞いていましたが、
使い方によるんでしょう。
こやつらを、一晩冷蔵庫で保存して、翌日食べると、
一層しっとりねっとり。
芋ようかん度が、数段上がります。
何もつけずに、デザートとして通用しますね。
まとめ
トースターは、要微調整でめんどう。ダッチオーブンは、本体が重すぎるけど、いい仕事をする。
でんぷん分解の観点から、
次にダッチオーブンでお芋をふかす時には、
最初から弱火で 1 時間ほっておこうと思います。
より甘くなってくれることでしょう。
オーブンだけに、
頑丈で、放置して料理完成、台所も汚れないという、手間のかからなさは、
ずぼら料理家の、ぼくに最適。
くそ重いけど。
次は、パンを焼くか、オーソドックスにベーコン+野菜にしてみるか、
夢は広がりますなー。
おわり。
0 件のコメント:
コメントを投稿